小学生の悩み事

うちの子は嘘はつかない!?その考えは危険!ある親子のその後。

幼稚園や保育園、小学校と子どものサポートや世話をする期間って、意外と長いものです。

小学校卒業までには、子ども自身も沢山のお友達と出会うし、ママだって同じですよね。

自分と価値観が合う子、合わない子・気が合う子、合わない子と色々あって、その中で色々な出来事から経験を積んで成長していくのですが

時々とんでもない子っていませんか?

 

今回は、私が出会ったビックリ親子の話です。

 

1年生から頭角を現したヤンチャな男児

 

小学校入学って、子供にとってスゴク自覚が芽生える瞬間ですよね。

「小学生=お兄さん・お姉さん」といった感覚があって、入学と同時に、子供自身に頑張る気持ちがグングン芽生えてきます。

進級した事への自覚ってとても大切だし、それを機に自立心も芽生えるので、親から観ても頼もしい限りです。

が、その自立心を勘違いして捉えてしまっている子供って時々います…よね。

入学と同時に悪っぷりが目立つ子。

周囲に居ませんでしたか…?

 

私の近くにもいたんですよ~。
その悪っぷりの内容と言うとですね、小学一年生の時点で

  • 大人の話は聞かない
  • もちろん先生の話も聞かない
  • 友達に当たり前に暴言する
  • 気に入らなければ暴力
  • 叱られても反省しない
  • 決まりが守れない

こんな感じでした。

幼稚園の頃は、どちらかと言うと幼い印象の園児だったそうで、その変貌っぷりに同じ幼稚園出身の保護者の方も驚いていたほどです。

 

もちろん彼は、入学半年後には学年中の保護者の中でも、有名なヤンチャ坊主として名が知れていました。

 

我が子は幸いにも同じクラスになった事は無かったのですが、この子に何度も迷惑をかけられました~。

でも、同じクラスの子は毎日もっともっと迷惑を被っていたんです。

 

 

低学年の内って、どんな子でもまだ可愛げがあるし
保護者達も「まだ小さいから…」なんて寛大に受け取っていますが

その彼は、進級と共にドンドン悪っぷりがエスカレート。

 

暴言&暴力は当たり前で、気が食わない相手にはドンドン攻撃していきます。
(結局、6年生までそんな感じのままでしたね)

 

4年生の頃には、うちの子も彼に意味不明に攻撃を受けてかなり迷惑でした。

 

そういう子は、コイツは自分よりも格下だと見なすと理由なく憂さ晴らしのように攻撃してくるんです。

うちの子への攻撃は、意味不明な暴言から始まって…近くに居るだけで蹴ってきたり。

目撃した周囲の友達が急いで先生に言いに走ってくれて、先生が怒ってもヘラ~っとしてるそう。

 

4年生の頃には知らない人はいない程、有名な悪ガキでしたね。

 

うちの子は嘘はつきません!言い切った母親

 

そういった被害が横行して、
4年生の頃には担任の先生が保護者を呼んで面談を試みたんですが

「うちの子はそんなことしていないそうですよ、うちの子は嘘はつきませんから!」

お母さんは堂々とそう言ってのけたそうです(笑)

 

その話は、お母さん本人が子供のサッカースクールで

他のママさんに愚痴として話したことで、いつの間にかほかのママさん達に伝え広まっていました。

 

その後も、悪ガキのママさんは

「学校はうちの子が悪くなくても、うちの子のせいにする」
「うちの子は、やったことは正直にやったっていう子だから」
「なんでもうちの子のせいになるから、子供が登校拒否になりそうだ」

などなど、聞いた人がビックリするような内容を周囲のママさん方に話していました。

 

 

ある日、私の知り合いのママさんがバッタリ出会った悪ガキママ本人から
「息子が先生のせいで学校に行き渋っているの。無理に行かせなくて良いかなぁ…」
との相談をされたそうです。

 

 

でも実は、そのママの子も現在進行形で悪ガキの被害に合っていたのです。
知らないのは悪ガキのママだけ…。
(本人は、どうせやってないって嘘つくしね)

 

知り合いママさんは、その言葉に怒りがこみ上げたけど
被害を伝えたところで認めないだろうし、面倒な事になるのが分かり切っていただけあって

「無理にとうこうさせなくて良いんじゃない?行きたくないって言ってるなら」

とヤンワリと、嫌味に聞こえないように言ってみたそうです。

 

その結果、次の週から時々ですが、悪ガキは学校を休むことがあったのですが
学校に来ている日には相変わらずの悪ガキっぷり…。

とても学校を楽しんでるようにしか見えないよね~、と言うのが周囲のママさんからの意見でした(笑)

 

5年生になってからは、学級崩壊の中心人物に!

さて、そんな悪ガキも周囲から要注意人物として見られながらも高学年に。

5年生になると、悪ガキっぷりは更に際立ち…。
とうとう学級崩壊の首謀者の一人となっていました。
(と言うより、彼が首謀者で周りの子も同調する子が出てきてしまったんです)

ビックリなのは、それでも親は息子を信じ切っているんですよね。

学級崩壊しているので、緊急保護者会だって開かれます。
それでも仕事があると言って1度も出席しなかったそう。

さすがに学級崩壊の首謀者なので、先生からもご家庭に逐一電話連絡は入っています。

それに関しては、
「またうちの子のせい、学校はオカシイ」
と言い放ったそうです(*_*)

 

私の知り合いのママの子は、この学年でも彼と同じクラスになってしまって…ママが学級崩壊の話や、クラスの状況、授業の遅れなどを愚痴っていました。

結局、学級崩壊って、授業を妨害している本人達はノーダメージで、周囲の子供たちが被害にあっていくんですよね…。

 

学級崩壊のもう一人の首謀者の親は正反対だった!

学級崩壊って、メインの子供が数人いて、その取り巻きが数名って感じなんですよね。

このクラスもメインは悪ガキと、もう一人の男の子でした。
ただ、この男の子の親御さんは正反対タイプで授業参観にも、保護者会にも、面談にも必ずご夫婦で来校するんです。

ある日の授業参観では、息子の態度を見たお父さんが5分休みに息子を呼び出して、階段の踊り場でビンタ!して
「自分の行動が正しいかどうか、ちゃんと考えてみろ!」と怒ったそうです。

 

その子のママはとても控えめな人で、私も以前息子が同じクラスだったので顔見知りでした。

息子の悪事に母としてスゴク反省しているし、必死に対処して、悩んでいました。
だから私自身も相談に乗っていたし、
ママも頑張って息子と向き合い、同時に親としての責任も感じていて
参観日以外にも、ほぼ毎日学校に来ては
息子の様子と授業の様子を監視していたんですよね。

 

もちろん、専業主婦だからできるんだ、と言われたらそうかも知れませんが…
1日に2回、3回と学校に足を運んでいたんですよ。

午前中に自ら学校に出向いて1~2時間の授業を見守って帰宅したら、休み時間あけには学校から呼び出され、再び学校に向かったりもしていましたね。

その子は、6年生になるとかなり落ち着いた印象でした。

やっぱり親の関わり方、躾の仕方、それに親が真実を見ようとしているかどうかって子供にとって大きく影響するんだと思います。

 

6年生の進級時には、複数の保護者からクレーム

学級崩壊は、ほんの少しの落ち着きを見せたものの、同じクラスの保護者から言わせれば何の変化もないまま進級の季節が近づきましたが、

その頃には、彼へのクレームと共に個人面談や電話で、複数の保護者の方が「彼と同じクラスにしないで下さい」との申し出をしました。

 

私も、3人のママさんから
「彼だけとはクラスを離してください、って頼んだ」
と直接聞いたし、

どうやら5年生以前に彼の被害にあった子の保護者の数人も同じ申し出をしていたそう。

 

正確な人数は知りませんが、被害に合ってきた子は10人は軽く超えるので、申し出をしたご家庭は10件以上あるのでは?と噂になっていたそうです。

 

ただこれだけ多くの方が申し出をしていると、そのうちの数人は運悪く同じクラスになってしまうんですよね…。

私の知り合いのママさんの子は、やっとクラスが離れましたが、同じクラスだった子は相変わらずの被害を受けていたようでした。

そして悪ガキ本人は、先生の話にチャチャを入れるなど当たり前。
運動会の練習も、学年行事も悪ふざけしては、注意した先生の上げ足をとる…。

このころには周囲の子だって段々と精神的に大人になってきているので、彼の言動がいかに迷惑な事かを理解している子が殆どです。

 

5年生までは彼と仲良しだった子ども達の親も、流石に彼と離れるように話した人が数人いたそうです。

 

結局、彼は卒業まで悪ガキっぷりを残したままだったし、親御さんも真実を見ないまま、卒業していきました。

 

もちろん、親子して周囲から白い目で見られていますが、周りも大人なので数人の方は表向きは普通に会話したりしますよね。

彼のママはそれにも気が付いてないので、相変わらず、先生の悪口と学校への不満を言ってたそうです。

皆さん「あはは、そうなんだ~」で流しているそうですが。

もちろん、ほとんどの親御さんは一線引いた対応をしていらっしゃいます。

 

自分の子供は嘘をつかない!それはとても危険な考え

皆さんは、自分の子供は絶対にうそをつかない!って言いきれますか?

 

ある意味、良い切れたなら子供にとってはとても嬉しい事かも知れません。
信頼しているよ、って伝わるかも知れません。

でも、それはとても危険な事でもあるんですよね。

子供って、悪気がなくても自分に好都合に申告する事ってあります。

それが嘘をつこうとして言っているのではなくっても「本当に合ったことをお話しようね」と教えてあげないと危ないです。

 

 

結果的に自分に都合よく結論づいた結果を、何度か経験することで「嘘をつくと、自分に有利に事がはこぶ」と感じてしまうんでしょうね。

 

そこを詮索しない親御さんなら、尚更その子は嘘の使い手になってしまいます。
それって、その子のプラスには絶対にならないですよね…。

 

この話のような子供を見ていると、我が子が可愛かったら、正しい事を教えてあげなくちゃダメだわ!なんて、再認識しちゃいますよね。

甘やかしが度を超すと、その子が周りから嫌がられる事だって充分にあります。

先生や他の保護者からの話が、自分に不都合な内容だったとしても、子供の話す内容だけを鵜呑みにしないように気をつけましょう!

その教訓のようなお話でした(笑)