こんにちは、春のような陽気ですね。
世で言う、知り合い以上・友達未満なイメージの『ママ友』。
ママ友が居ないと淋し良いと思う人、居なくても特に困らないと思う人、人それぞれですね。
私は…と言うと、居ても居なくてもどちらでも良いかなぁ?と言ったところです。
でも、こう思っていると言うことは、基本手には「居なくても特に困らない」と思っているのだと感じています。
なぜ、ママ友は居なくても特に困らない派なのか?
私はもともと女性のグループ的なものに属するのが苦手なので、自ら一生懸命になってママ友作りをするタイプではありません。
それにママ友って、知り合い以上・友達未満な宙ぶらりんな感じで、何とも独特な気の使い方をするのが苦手なのです…。
もちろん、いつの間にか仲良くなっていて、ママ友の存在に助けられた!と思うことも多々あります。
今回は、ママ友のメリットとデメリットについて考えてみようと思います。
ママ友のメリット
ママ友を作る理由で一番大きいのは、子育ての心配事や悩みを共有出来ること、それから『情報』を知るためかな?と思います。
幼稚園や保育園では、幼い子供の子育て中の心配事や不安を相談できたり、地域の習い事関連の口コミだったり。
小学校では習い事や塾の口コミ、子育ての話題、学習面の話題、子供から聞く以外のクラスの状況、学校の制度など、細かな事で
『こんな時どうしたら良い?』
『皆はどうしてるの?』
などと言った疑問が起こるのですが、そんな時にママ友が多いと、世間話の中から疑問に対するアンサーが貰えたり、情報網の面ではとってもメリットが大きいですね。
習い事のクラス変更のし方だったり、塾はどこどこが評判が良いよ、とか。
現時点で気になっていなくても、世間話をしているだけで後々聞いておいて良かった、と思える事も多いものです。
何処かしらのママ友グループに属していると、その情報網は物凄い事になります。
グループのそれぞれのママさんが、グループ以外の方とのお付き合いで知りえた情報を披露してくれるので、それはもうたくさんの情報が入ってきます。
だから、情報面で心強いと言うのは実際にかなり大きいメリットだと思います。
でも、たくさんの情報が欲しいから、早く仲良くならなくちゃ!と思うのは危険ですよ。
ママ友のデメリット
ママ友のおかげで、学校や習い事関連のたくさんの情報を知ることができるのは、とても有難い事です。
でも、時にはその情報もうがネックになることも。
日常会話の中で情報のやり取りをするママ友。
もちろん自分の欲しい情報ばかりが話題になるとも限りません。
情報ではなく、ウワサ話だよね…と思うことにもお付き合いせざる負えない状況も多いのが本音です。
ある程度仲良くなってくると、お互いに少し踏み込んだ内容の話もいつしか話すようになります。
情報収集だと思ってした会話が、いつの間にか知らないお母さんに漏れていたり…。
聞きたくも無かった、他のお母さんの家庭環境を聞く羽目になったり…。
私情の入った情報を聞く羽目になって、同意を求められたり…。
なんだか情報とは違うなぁ、と言う事だって沢山あります。
いつの間にか、自分とは関係ない人や子供の悪口大会になっている事も…。
女性同士の集まりですから、ある程度の噂話や被害報告のような内容は付きものです。
そんな時にとりあえず同調しておくか!はかなり危険です。
相手のママによってですが、とりあえず否定しない程度にヤンワリ受け答えしたつもりが、相手のママさんからは「同意」と受け取られていた!なんて事も有るんです。
個々がしっかりしたグループであれば、噂話や被害報告なども「相談兼、吐き出すための会話だし、半分は私情だから」と全員が割り切って済ませられますが、下手にグループ意識の強いグループだと、○○さんが被害にあったんだから許せないよね!みたいな空気になり、○○さんが言う所の加害者側のママさんをグループで避ける方向に進むことも…。
これは実際に私も体験したのですが、本当に疲れます。
だって、私や子供自身は何お被害にも合ってないし、避ける必要すらないのに加害者側の「○○くんとママは酷い人認定」をして避けるって…。中学生じゃあるまいし…。
なので私は、下らなすぎると感じて、このグループとの接触を断ちました。
最初の内は誰かを目の敵にするなんて好意は滅多にありませんが、こういうグループって段々とエスカレートして行くんです。
いつしかグループ内に被害者が出たら、加害者をグループで避けたり嫌な態度で対応するのが当たり前になっていくんです。
集団心理そのものですよね。
もしかしたら個々のママさん方は私のように、おかしいよ、とか嫌だなぁ、とか感じていたのかも知れません。
でもグループに属していたいと言う気持ちから、口にも態度にも出せずに、いつの間にか当たり前になってしまったのかも知れません。
でも本当にこんなママさんグループも意外と多く居るのが実情です。
女性だから、常にどこかの集団に属していたいと思う人も多いんです。
それ故に、いつしか集団心理にとらわれた行動が当たり前になってしまう…。
子供を育てて、躾をする立場の母親がこうなってしまうのは、本末転倒と言うかなんというか…。悲しい物がありますね。
ママ友との付き合いは、自分の中でルールを持つ。
今までの個人的な付き合いの友達とは、すこし違った性質を持つママ友付き合い。
これからママ友付き合いをするのなら、自分の中に確固たる物をしっかり持って、お付き合いをしましょう。
- ここまではOKだけど、この線を越えたらNOと言う。
- ここまでは同調できるけど、このラインを越えたら同調はしない。
と言うように、自分の中でルールを持っていた方が流されずに済みます。
流されてしまってからの起動修正は、結構なエネルギーを要しますから。
どんな事柄でも、メリットとデメリットは存在します。
気持ちのいいお付き合いが出来るならば、それは幸運にもメリットが多い出会いです。
逆に、何だかんだと気遣いが多かったり、集団心理が働いてきたことに気が付けたなら、それはデメリットの多い出会いですね。
子供やママの楽しい学校生活のためのママ友付き合いなはずなのに、人間関係や要らぬ気遣いで気力と体力を消耗してしまっては、子供のためにも自分の為にもなりません。
どっぷり依存したママ友付き合いをしなくても、当たり前ですが「きちんとした大人のお付き合い」を出来る常識を持ったママさんも沢山いらっしゃいます。
特定のママ友が居なくても、子供はちゃんと成長するし、普段ランチなどをする仲ではなくても質問したら丁寧に答えてくれるママさんも存在します。
安心だから、不安だから、グループに属する。これは案外怖い事です。
実は周囲から「あのグループのママさん、中学生みたいだよね…」と言われている人々も本当に居るので、そうならないように自分の中での線引きをしっかり持っておきましょう。